18年前私が娘と散歩をしている時草むらの中に捨てられた子犬を見つけました。手のひらに乗るような小さな犬を自宅のマンションに連れ帰ったのですが、子犬はすぐ大きくなりました。よく吠えるのでペット禁止のマンション(私は役員をやっていた)に住めなくなりました。しかたなく無理して近所の一戸建てを買って引っ越したところ、近隣の地価がみるみる上昇していきました。ころ君のおかげで買った家の値が一億円上がった、一億円のお犬様だと一家一同喜んでいましたが、バブル崩壊で元の値段に戻ってしまいました。平成8年6月19日老衰で死亡。享年17才。在りし日のころ君、勝手口のドアの外が定位置で白髪で白くなった顔で家の中を覗きこんでいます。合掌。(平成9年7月記す)
生まれてすぐに車にはねられ、瀕死の状態で拾われた子猫です。命はとりとめましたが、左の後ろ足を骨折してピンを入れているので膝関節が曲がりません。しっぽは傷がひどかったので根本から切断しました。神経をやられたのか、便、小便のコントロールができませんので「おむつ」をしています。一日何度もおむつの交換をしてやらないと断尾術の傷が膿んできます。現在生後半年位です。
手間はかかるがこいつがかわいいのよ〜。前足だけで他の猫達に負けずに走り回っています。人の膝の上へ登ってきて喉をごろごろ鳴らしているのをみると死から生還した者の持つオーラ(?)を感じます。形が良くて健康で血統書付きの犬猫だけを珍重する自称動物好きの浅薄なる諸兄よ(こいつに出会う前の私でもある)、こいつは究極のペットなのだ!(平成9年8月記す)
1年ももたないだろうと思っていましたが、定期的に便秘で獣医さんのお世話になるだけでまだ生きています。他の小さな猫をいじめる、意地悪猫に育ちました。今は関東の娘の所にいます。(平成14年9月27日)
子供が拾ってきた(私も拾ってくる)生後間もない子猫を24時間特製ミルクをやって、お尻をティッシュのこよりで刺激してうんこをさせ、3カ月位までなんとか育てて誰かもらってくれる人を捜します。朝日ファミリー、産経リビングに「猫あげます」の広告を出すのですが、もらい手が現れぬまま大きくなってしまい我が家で飼うことになった最初の猫です。それまでは我が家は犬派で、猫には余り興味がなかったのですがともえを飼ってから猫も面白いと思うようになりました。
何故宇宙猫か?こいつはたいへん頭がよいのです。人の言葉をかなり理解します。「風呂」と聞くといなくなります。ミルクが欲しい時は「にゅーにゅー」(にゃーにゃーではない)と鳴きます。ペットのケージのドアのかんぬきは楽々と開けます。ふすまは両前足で静かに開けます。かなり重い引き戸も上手に開けます。(さすがに閉めません。)石油ファンヒーターはどのボタンを押すと点火するか完全に理解していて、スイッチを押してヒーターの温風吹き出し口の前で丸まって温風が出てくるのを待っています。うんこをするとトイレシートで隠し、その上にスリッパを乗せて完璧に隠します。食卓の上の魚は人がいないのを確認してからラップをはずして食卓の下に落とします。他の猫が食べてから自分も少し食べます(罪を他になすりつける)。これらの証拠からともえは宇宙から来て地球人を観察している宇宙猫に違いありません。今5歳ですが、あと95年生きれば猫又になるのは確実なメス猫です。
ところで犬はうれしい時しっぽを振りますが、猫がしっぽを振るときは不機嫌な時であることは余り知られておりません。嫌いな人間に抱かれるとともえは耳を後ろにぺたんと倒し、しっぽを左右に振ります。我が家ではこの耳を「いや耳」と呼び、しっぽを「いやしっぽ」と呼んでいます。(平成9年10月記す)
ともえがあっけなく死んでしまいました。下痢が数日続き、食事が減りました。獣医さんに入院し点滴を受けたその夜、死んでしまいました。最低20才まで生きるのが当然のように思っていただけに、死んだような気がしません。平成12年10月7日没・享年9才。(平成12年12月記す)
この見るからに品の良い犬は、我が家で血統書を持つ唯一の生物です。英国チャンピオンの血を引く(ほんとかな?)貴公子です。しかし食べ物には意地汚く、「めしよこせ、ワンワンワン」とうるさいので飼い主が間違えて夕飯を2回やると2回ともがつがつきれいに食べる特技があります。ウサギ狩り犬のくせに我が家のウサギ(先日昇天)とは仲良しでした。現在10歳で短命なダックスフントにしては長生きです。我が家のボスで5匹の猫どももテンは尊敬(?)しているようです。
洋犬はあほだと、世間でよく言われます。確かにあほです。庭から脱走して家に帰れなくなった事があります。ひろってくれた人(かなり遠く)が近所のペットショップで話をしたら、それはドッグフードを大量に消費する「大飯喰らいのテンちゃん」であることが判明し、無事我が家に帰ってきました。(平成10年6月記す)
最近は年を取りました。夜、小便が近いため、おむつが必需品になっています。幼児用のおむつにしっぽ用の穴を開けて使っています。顔も白髪で白くなってきました。この冬が越せるかなあ?(平成12年12月記す)
ついに平成14年4月4日永眠しました。享年15才。穏やかな死に顔でした。(H.14.9.27記す)
私の家の界隈をテリトリーにしている野良猫ぶーちゃんです。広大なテリトリーの中には全てのオス猫を追い出したためメス猫しか残っていません。今日もお気に入りの愛人(愛猫?)を連れて散歩です。「まあ、そこで待っていろ。わしがニャーとひと鳴きすると、ここも勝手口が開いて餌が出てくる。ニャー。ほ〜ら開いた。ちょろいもんだ。お〜い、こいつに猫缶やってくれ!」隣の町内では別の名前で呼ばれているようですが、我が町内ではぶーちゃんと呼ばれている巨大ボス猫です。顔には無数の傷跡がありますが、しっぽには傷はありません(向う傷です)。
実は我が家の猫のうち3匹は多分こいつの子供です。あちこちに子供を作っているハーレムの王です。しかし我が家に愛人を連れて出入りするようになってからは、メス猫を捕まえて次々に避妊手術をしています。4,5匹やったでしょうか。最近は子猫が周辺にいなくなりました。ぶーちゃんを手術すればいいじゃないかとお思いでしょうが、去勢して喧嘩に負ければ他のボス猫が代わりに子猫を大量生産するだけです。それになかなかぶーちゃんは男気があってかわいいのでそのままです。
先日ぶーちゃんの顔の傷が化膿して我が家で4,5日小屋に閉じこめて抗生剤の注射をしました。近所のあちこちで「ぶーちゃん、最近見ないね、どうしたのかしら?」との声がいきかったそうです。人気者なんです。(平成11年9月記す)
4,5日ぶーちゃんの顔を見なかった。その日の夕方ぶーちゃんは我が家の門の外で「にゃおおおおん」と悲壮な声で鳴いていた。どうした、いつものように門を乗り越えて勝手口の所へ行けばエサが置いてあるぞ。あ、びっこをひいている。乗り越えられないんだ。よく見れば痩せて汚れている。左後足が動かない。車にはねられたか?傷を受けて4,5日どこか潜り込んで痛みが引くのを待っていたのだろう。腹が減って這い出して来たに違いない。
獣医さんは「股関節脱臼です。何日かたっているので戻らないかも知れません。」との診断を下した。もうボス猫は無理だ。我が家の飼い猫になれ。股関節の手術とついでに去勢手術をしてもらった。麻酔中によごれた体をシャンプーした。
1週間左後足に何か器具をはめていたが、1週間後獣医さんに連れていくと「うまくはまっています。」と言ってくれた。びっこはひいていないが、ジャンプはまだ無理なようだ。
我が家の他の飼い猫たちとうまくいくか心配だった。ぶーちゃんは他の猫を完全に無視している。他の猫がこわごわ、時々ちょっかいを出しに行くが相手しない。ぶーちゃんはよく食べる。犬のテンより体重があるが、すべて筋肉だ。ドアの外にはかつての愛人達が集まって来る。ぶーちゃんは達観しているのか外へ出ようとしない。
野良猫の寿命は短い。3〜5年生きれば長い方だろう。ぶーちゃんはもう老齢なのかもしれない。彼の新しい生活が始まる。(平成12年8月記す)
最近は家猫が板に付いてきました。人間に抱かれても「しかたないな〜」と我慢しています。飯はたくさん食べます。少しお腹の皮がたるんできたようです。いつまでも筋肉の塊というわけには行きません。毛はきれいになりました。栄養が足りているのでしょう。
外のボス猫はぶーちゃんの子供(オスでテリトリーから追放されていた)が帰ってきてしばらくボスをしていましたが、すぐに他の猫がボスになったようです。ぶーちゃんのような長期政権は稀なんでしょう。(平成12年12月記す)
昨年末から食欲がなく、やせてきたきたぶーちゃんでした。大好きな「ちくわ」を両前足ではさんで時間をかけてたべていました。獣医さんのところで点滴を受けるとしばらくは回復するのですが、猫白血病らしく、じり貧です。平成17年2月3日、ついに永眠しました(享年10歳くらい)。我々家族にとっても、他の猫たちにとっても存在感が大きかったので、ぽかんと何かが欠けてしまった感じがします。
うちではペットが死ぬと、ハムスター位のサイズなら庭に埋めてお墓を作っていましたが、犬や猫になると穴を掘るのが大変です。宝塚市の宝塚動物霊園で火葬してもらっています。ちょっとお高いですが、骨壺に入れて自宅に持って帰れます。ちくわをお供えしています。ちくわを見たら、1オクターブ高い声でにゃぁと鳴いていたっけ。(平成17年6月1日記す)。
宝塚動物霊園 http://www.animals.co.jp/
大好きな「猫じゃらし」をくわえて「あそぼ〜」と寄ってくる「ひで」です。なかなか愛嬌がある元オスです。朝おなかが減ると、寝ている人間の鼻をかじって起こそうとする迷惑猫です。(平成12年6月記す)なお、正式名称は秀麻呂です。
いつの間にか最年長となった秀麻呂です。猫は好奇心が強いと言われますが秀君は向学心も強い。今日もテレビでお勉強です。大好きな番組は「動物のお医者さん(実写版)」です。鳥やネズミが出てくるとパッと手が出ます。画面から消えると、テレビの後ろを探します。(平成15年7月11日)
どうも虚弱でみんなにいじめられる「ゆり」です。窓の外を見ています。娘の部屋に閉じこもって、ほかの猫から隠れて暮らしています。(H.14.9.26)
なかなか美形猫です。目の回りにクマがあり、宝塚とか歌舞伎役者とか呼ばれています。現在は上の娘に連れられて関東で生活しています。(H.14.9.26)
いたずら猫です。一人で家中をドタバタ走り回っています。カーブの場所はキキキキーと爪をたてて、、、。悪い猫です。(H.14.9.26)
猫ボールを形成している4匹です。左から桜(さくら)♀、葵(あおい)♂、菫(すみれ)♂、秀麻呂(ひで)♂です。
このうち、さくら、あおい、すみれが兄弟で、ぶーの子供です。さくらとすみれは大きさが異なるだけでそっくりです。性格は2匹とも「こわがり」です。
子供ではありますが、家猫になったのはぶーより先輩ですので、それなりに威張っています(相手にされないけど)。(平成14年10月15日記す)