堀口式上咽頭治療法(Bスポット、EAT治療)
木村式上咽頭擦過法

R3年12月24日更新


現代医学で難治性の頭痛・肩こり・めまい・アレルギー症・胃潰瘍・糖尿病・自律神経失調症などに
東京医科歯科大学耳鼻咽喉科名誉教授の堀口申作先生が
50年以上前に提唱された「上咽頭治療法」が効く場合があります。
上咽頭とは鼻の奥、のどの上の部分で、堀口先生は
Bスポットと呼ばれています。
この部位の炎症を治すと体中が元気になるという理論です。
左右の鼻孔と、のどからBスポットに向けて塩化亜鉛液をつけた綿棒をさし込み塗る治療法です。
残念ながらその作用機序が解明できないため、あまり普及しませんでした。
最近
EAT治療と呼ばれて、再評価されています。

同様に元神戸大学医学部耳鼻咽喉科助教授の木村照先生が
30年前に提唱された上咽頭擦過法(綿棒治療)があります。
上咽頭の耳管周辺を綿棒で擦過刺激すると難治性の頭痛や肩こりが治るというものです。
この治療法も一時雑誌などにも取り上げられてあちこちで行われましたが、
少し痛いので現在は廃れました。

当院では原則として作用機序が明らかで効果が広く認められた治療法を行っています。
しかし、患者さんのご要望があれば上記治療を行います。
効果に関しては、効く方も結構おられますが、保証はできません。
(治療直後に頭痛が無くなって「これは魔法ですか?」と言われた患者さんもおられました)

料金は特に加算されません。

上記の堀口式Bスポット療法が最近見直されてきています。
学会でもいろいろ取り上げられています。
日本病巣疾患研究会
「EAT上咽頭擦過治療」
今後研究が進むことを期待しています。

コロナ後遺症に効果があるという報告があります。


つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい
堀田修著 あさ出版
しつこい不調の原因は「慢性上咽頭炎」だった
堀田修著 GAKKEN
慢性上咽頭炎を治せば不調が消える
堀田修著 扶養社
鼻の奥スッキリで病気は良くなる
萩野仁志著 マキノ出版

上記書籍で当院のことが紹介されています。

原因不明の病気が治る
堀口申作著 光文社