院長挨拶H.16.4.14-H20.4.29


眼下の敵

 「眼下の敵」という映画がありました。連合国の駆逐艦がドイツの潜水艦を何日も何日も執拗に追いつめる話です。

 太平洋戦争で日本の駆逐艦は米国潜水艦を追いかけてもせいぜい半日だったとか、、、、。日が落ちれば、追跡は終了です。おかげで日本の物資輸送船団の大半は米国の潜水艦に次々と沈められてしまいました。


 イラクでもアフガニスタンでも戦争が終わってからも抵抗勢力が執拗に米軍に攻撃を続けています。振り返って、日本の戦後はどうだったでしょう?善悪は別にして、何年も地下に潜み米軍に対する妨害工作を続けた人はいたでしょうか?


  私の住んでいる宝塚市は山火事が多く、消火に何日もかかる事があります。なんと、消火活動は夜10時頃で終了し、翌朝9時に消火再開です。朝、消防車がうるさくサイレンを鳴らして山に急ぐのが白々しく感じます。山や海での遭難者捜索でも翌朝再開は当たり前みたいですね。なぜ交代で夜間も続けてやらないの?

  日本人はあっさりし過ぎているのか、淡白というか、執着心が無いというか、テンションの継続ができないのか、すぐ諦めてしまいます。短期間なら爆発的に盛り上がっても、続きません。困った国民性ですね。


  現在、「財源不足」を理由に、医療制度や年金制度の改悪が進んでいます。我々はねばり強く、執念深く、こつこつと改悪に反対していきましょう。

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