院長挨拶H.10.3.18-H.11.3.29

 国の財政再建が叫ばれて、少しは小さな政府になるかと期待して見ておりました。しかしどうも風向きがおかしい。平成9年4月に消費税が3%から5%になり、同年9月に健康保険の患者負担(サラリーマン本人、高齢者)が増え、政府管掌健康保険の保険料が引き上げられました。まず負担増ばかりが先行しています。省庁の数は減っても肝心の公務員の数は減らず、議員の数も減りません。ちょっと不景気になればあわてて2兆円減税です。

 「病気になったら金がかかる、年をとったら金がかかる」と皆が考えて貯蓄すれば、消費は落ち込んで不景気になります。安心してお金が使えるような環境を整えて貰いたいものです。先進国の中で現在の日本の医療費は安いのです。これを目の敵にして削りにかかっている政府は金の卵を産む鶏を殺そうとしていることに気づくべきです。

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