(国は企業経営から手を引け)=民間に任せろ
目的
本会は別掲 (一)の情勢認識から 別掲(二)の行動を行うものとする。
会員(構成)
タックスペイヤーとしての自覚を持ち別掲(一)の提言に賛同し、行動をする人たちで構成する
会員は年一口 二○○○円 「一口以上」会費を払う・・・・脱会は自由とする
運営
会は代表世話人(若干名)を選定しそのもとに事務局を置く
周知の通り、国家予算における国債残高は既に二四○兆円を超え、財政投融資計画の貸出残高は四○○兆円に達する規模に膨れ上がり、我が国の財政はいまや破綻の危機に直面しています。
☆ 旧国鉄債務などの「隠れ借金」を含めると、国の借金は七○○兆円規模になり、国民は一人当たり五五○万円を超える借金を負わされ、 その利息も負担している。
☆ 国債に対する一般会計からの利払いは年間十一兆円に迫り予算への圧迫を強めている。
☆ 財投機関に対する利子補給も増大の一途をたどり、 一般会計からの支出は一兆七○○○億円に達した。
☆ 財投機関への一般予算からの補助金は合計五兆四○○○億円にのぼる。
☆ 財投機関の多くは借り入れ償還及び利払いのための負担が極度に膨れ上がり、借入額のほとんどが償還と利払いに回るという異常な状態に追い込まれている。
☆ 財投諸機関における借金負担は公共料金に反映し、極度に高い公共料金を生み出している。
☆ 財投機関を構成する特殊法人などは膨大な数の出資法人を有し、事業の系列化を生み出している。
☆ 財投機関の肥大化は官僚機構の肥大化と一体で官僚支配体制を生んでいる。
☆ こうした特殊法人などのあり方は民間企業の事業分野を著しく狭め、市場経済を歪め経済全体の効率を低下させている。
☆ 同時に、公共投資の民間への波及を押さえ、その効果を著しく減退させている。
☆ 金融機関を主とする民間企業活動の自立性を失わせ、集権的で一枚岩の構造をもたらし、事ごとに、政府の財政出動を余儀なくする事態を招いている。
☆ 官、民間の格差を広げ、社会的不公正を拡大している。
☆ 役所による情報の独占状態を生じ、納税者・市民の不信が募っている。
☆ 官僚的常識が支配的となるため、公的費用の使い方と市民感覚にズレが生じ、税金の無駄遣いが増大することになる。その一方
☆ 予算の使途をチェックするべき会計検査院は利益誘導が政官癒著の力関係に押されてその権限が弱く、検査体制もきわめて弱体である。
☆ 会計検査院も他の役所と同様に、自己の権限を利用した主要な検査対象への天下りを行っている。
☆ 国家予算の中で約五万団体にのぼる会計検査対象に対し、会計検査院の調査官数は約九○○人であり、予算は百億円を僅かに超える程度に限られている
☆ 会計検査院は自ら検査を実施すべき国の出資団体がさらに出資する団体等に
☆ 官僚体制肥大化のもとでは、特に会計検査機能は大幅に拡大され、その位置付けは抜本的に強化されなければならない。
☆ また同時に、現状では国の予算の使途がきわめて不透明であり、国民による予算チェックの機能が必要不可欠である。
★ 国及び地方公共団体の無駄遣いをチェックするとともに情報公開を進める。
★ 特殊法人、公益法人など、及びその系列子会社、孫会社など営利事業を展開している実体を克明に調査する。
★ 特殊法人、公益法人など、及びその系列企業の資産及び経営の実態を調査した上で、親企業などと系列企業との連結決算を行い、系列子会社孫会社の精算、準民営化を計る。
★ その上で特殊法人を含めた親企業の清算及び民営化進め、財投貸し出し残の大幅減少を実現する。また同時に一般歳出予算からの年間五兆円超の補助金支出を停止する。
★ 会計検査院の政府系企業法人への天下りを廃止する。
★ 会計検査院を独立した厳に公正な権威と権限のある強力な機関に改め、調査対象を明確にする。
★ 会計検査院に一定の政策(効果)判断の権限を付与し、明らかに不当な支出にたいしても不正追及が行われるようにする。
★ 会計検査院の検査結果が国の決算及び予算に反映するシステムを構築する。
★ この運動を通して、たて割り行政や縄張り行政の弊害を除き、行政全体を簡素なものとするため、省庁の改革、再編を達成する。
呼び掛け人 石井紘基(衆さ)
会員 平成8年7月2日現在
秋葉忠利 (衆社民)
今井 澄 (参社民)
宇佐美登 (衆さ)
奥村展三 (参さ)
金田誠一 (衆さ)
小泉純一郎 (衆自)
五島正規 (衆社民)
鮫島宗明 (衆進)
高見裕一 (衆さ)
堂本暁子 (参さ)
中村 力 (衆無)
鳩山由紀夫 (衆さ)
掘込征雄 (衆進)
三原朝彦 (衆さ)
梁瀬 進 (衆さ)
五十嵐ふみひこ(衆さ)
今村 修 (衆社民)
枝野幸男 (衆さ)
岡崎トミ子 (衆社民)
日下部禮代子 (参社民)
小泉晨一 (衆自達)
佐藤静雄 (衆自)
末広真樹子 (参フォーラム)
竹村泰子 (参社民)
田 英夫 (参フォーラム)
楢崎弥之助 (衆市民)
林 芳正 (参自)
前原誠司 (衆さ)
水野誠一 (参さ)
山本 拓 (衆進)
伊藤公介 (衆自)
上田清司 (衆進)
大島章宏 (衆社民)
海江田万里 (市民リーグ)
玄葉光一郎 (衆さ)
小平忠正 (衆さ)
佐藤謙一郎 (衆無)
高市早苗 (衆新進)
徳田虎雄 (衆自連)
中島章夫 (衆さ)
野田聖子 (衆自)
船田 元 (衆進)
松本 龍 (衆社民)
本岡昭次 (参新緑)
和田貞夫 (衆社民)
「国民会計検査院」事務局
〒102 東京都千代田区飯田橋2-1-4 九段セントラルビル 203
電話 03-3264-4192